花粉症が出始めました
月曜日あたりから、目がかゆい、充血する、という方の来院が増えてきています。
時期的にはブナの1種、”ハンノキ”という樹木の花粉がスギよりも早めに飛び始めますから、それかもしれません。
ハンノキによるアレルギーの特徴として、その半数の方に花粉とは全く無関係に見えるメロンやスイカ、キウイ、さくらんぼなどの果物などの食物にもアレルギーを引き起こしてしまうことが知られています。
これは、花粉・食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome:PFAS)と呼ばれるもので、ハンノキやカバノキ、シラカンバなどの花粉に含まれるBet v1関連タンパク質とプロリフィンという蛋白質群が、花粉以外にも様々な果物に含まれるために起こると言われています。
症状としては、果物を食べたすぐ後くらいから喉のイガイガなどの違和感が生じるもので、ひどくなると蕁麻疹や喘息、アナフィラキシーなどの全身症状まで引き起こすことがあります。
花粉症がある方で、果物を食べると喉がイガイガする、という方は花粉・食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome:PFAS)かもしれません。
PFASのアレルギー検査は当院にてもおこなっておりますので、ご心配な方はご相談ください。