エキシマレーザーによる治療的角膜切除
運転免許が通らなかったから、ということで来院される方で一番多いのは白内障です。
白内障の場合には日帰り手術で短期間での視力回復が可能なのですが、今日、同じ理由でいらっしゃった方は、角膜に濁りが出る病気、角膜ジストロフィーでした。
裸眼視力0.2、矯正でも0.4くらい。
この種類の角膜混濁疾患は点眼薬等では改善できず、有効な手段として、エキシマレーザーで混濁を削る方法、もしくは角膜移植になります。
混濁が深部に至る場合には後者の角膜移植が第一選択になる場合もありますが、今回は、エキシマレーザーで十分、回復が望める状態でした。
エキシマーレーザーによる角膜混濁の治療は保険の適応になりますが、レーザー機器そのものの維持は一般的な眼科では困難なので、どこでも受けられる治療ではありません。
岐阜県内では当院ともう一箇所の計2箇所のみで治療が可能です。
治療中は痛みはほぼ無く、治療時間は5〜10分であっという間に終わります。
同疾患でお困りの方は、お気軽にご相談ください。