世界緑内障週間
今日から1週間、世界緑内障週間が始まりました。
岐阜城をはじめとして、全国各地で緑内障を啓発するためのグリーンのライトアップが行われます。
緑内障は目の神経が徐々に弱り、視野が欠けてしまう病気で、日本における失明の第一原因です。
早期には自覚症状があまりなく、見えにくさを自覚する頃には相当、進行してまっていることも珍しくありません。
いったん失われた目の神経は回復しないため、早期発見と、それ以上悪化しないようにする予防治療が基本となります。
緑内障の検査は、10年ちょっと前までは人の目(経験)に頼る部分が大きかったのですが、最近では検査機器の進歩が著しく、神経や網膜を断層撮影して数値化する機器(OCT:光干渉断層計)によって早期発見がしやすくなりました。
柳津あおやま眼科クリニックでも、光干渉断層計(OCT)や視野測定装置を使用して、緑内障の検査を行っています。
視野測定装置には最新の測定機器を使用しており、従来よりも短い時間での視野検査ができるようになり、検査を受けられる方が少しでも楽になるようになりました。
白内障の機器だけでなく、緑内障の検査機器もちょっと贅沢をして(導入コストはかかってしまいますが)、最新の機器の中でも、緑内障の早期発見に役にたつ検査モード(blue on yellow)も搭載した最新の機器の上位バージョンを使用しています。
40歳以上の20人に一人がなる病気である緑内障は、もともと近視がある方ほど目の神経が弱くなりやすく、緑内障を発症しやすいので、40歳以上になったら、何らかの形で眼科での検診を受けていただくと安心です。