多焦点眼内レンズを使用した白内障手術
白内障手術のうち、3〜4人にひとりくらいが多焦点眼内レンズを使用しての白内障手術を希望されます。
息子さんからのお母様へのプレゼントであったり、奥様から旦那さんへのプレゼントであったり、、、。
昨日治療を受けられた方は息子さんからお母様へのプレゼントで、多焦点眼内レンズの白内障手術を受けられました。
先週、手術した左眼は遠くも近くも1.0の視力まで回復、昨日手術した右目は遠くは1.0、近くは0.7まで回復されていました。
これで、ほぼ眼鏡なしで生活できるようになりました。
多焦点眼内レンズを使用した白内障手術で大事なのが、見え方の邪魔をする乱視をできるだけ無くすこと、それから、レンズの特性上、物を見る中心にレンズの中心が来るようにレンズを挿入することです。
その際に随分と役に立つのが、オーダーメイドの白内障をするための手術機器、ベリオンです。
乱視が最小限となるような切開部位を器械が計算して表示、顕微鏡にリアルタイムに切開部位や瞳孔中心も表示されるので、適切な切開や、レンズの挿入ができます。
特に多焦点眼内レンズを使用した白内障手術では、こうした機器が必須と言えます。
来月にはさらに安全に白内障手術をおこなうための手術機器を導入する予定です。
白内障手術以外にも、いろいろな治療をおこなっています。
網膜疾患の特効薬である、VEGF阻害剤の硝子体注射も、地道におこなっています。
白内障や硝子体手術に必要な清潔度での処置になるので、どこでもできるわけではありませんが、最近では対応できる施設も増えてきています。