白内障手術で乱視を治す
本日の外来、手術もすべて無事に終了しました。
白内障以外には硝子体注射やボトックス3件、ヒアルロン酸注入2件など。
白内障手術では昨日に引き続き、今日も乱視用の眼内レンズ(トーリック眼内レンズ)を使いました。
通常の単焦点眼内レンズと異なり、効果を発揮するためには乱視の軸にあわせてレンズを挿入する必要があります。
従来は治療前に色素を使って白目に目印を手でつけて、”このあたり”みないなやりかたをしていましたが、
今は、ベリオンなどの治療中にリアルタイムで目の動きをトラッキングしながら、自動的に位置をガイドしてくれる機器があるので、より正確に手術ができるようになりました。
治療後にできるだけ眼鏡のない生活を送ることができるよう、効果が期待できる方には積極的に乱視用眼内レンズを使用しています。
レンズの原価は全く異なりますが、乱視用眼内レンズを使用した場合でも保険診療になるので、料金は単焦点眼内レンズで受けた場合と同じです。