超広角眼底カメラを使用した網膜剥離スクリーニング
超広角眼底カメラを使用し始めてから、今までだったら見つからずにもっと進行してしまってから発見されたであろう網膜剥離等の疾患の早期発見ができるようになりました。
写真は本日、眼精疲労の症状で受診された方が、片眼の網膜血管閉塞症の既往があったので、撮影したところ、もう片眼に網膜剥離が発見されました。
飛蚊症等の自覚症状もまったく無い方でしたから、おそらくは通常の外来でしたらそちらの目の散瞳検査もしませんから、超広角眼底カメラがなければ発見できなかったであろう症例です。
すでに剥離が始まってしまっていましたので、一両日中の手術となりました。
今日は手術はいろいろ、網膜硝子体手術から白内障手術も単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズ、アドオンレンズ(単焦点眼内レンズ挿入眼にさらに多焦点眼内レンズを挿入)など様々なレンズを使用、それから20年前のレーシック治療の再手術をラゼックでおこないました。
硝子体手術も徐々には増えてきているので、今後、コンスタントに行える体制づくりを進めていきます。
多焦点眼内レンズは先月まとめ買いしたレンズがすでに在庫が尽きてしまったので、今月、また発注になりました。
眼科とは異なりますが、シミ、脱毛のレーザー治療、患者さんからのニーズもあり、希望される方も多いので、できるだけスムーズに予約が取れるように、これから工夫していきます。
白内障手術やレーシックに代表されるような眼科の手術は”見え方”が変わり、シミや脱毛治療は”見た目”が変わります。
どちらも比較的、結果が分かりやすい治療です。
どんな治療であっても、決して気を抜かず、安全第一で、おこなっていきたいと思います。