血清点眼 〜遠心分離機〜
使用することは少ないかもしれませんが、様々な目の状態の患者さんに対応できるように、遠心分離機を導入しました。
昔から変わらない、とてもクラシカルな機種、日本の町工場で作られています。
最近は様々な点眼薬ができて、使用頻度はかなり減りましたが、自己免疫疾患などに伴う重症のドライアイなどで、自分の血液から点眼薬を作って使うことがあります。
採血した血液を遠心分離機で3千回転、30分かけると、血液が血沈と上澄みの血清とに分離されます。
その血清から点眼薬を作ります。
自己免疫成分など修復に重要な成分が含まれており、通常の点眼薬で改善できない症状の改善にも期待できます。