レンティスコンフォート
日中の診療終了後、来月以降の白内障手術の準備をします。
写真は主に来週、使用する眼内レンズ。
多焦点眼内レンズが多いのですが、眼内レンズにも様々な種類があります。
当院では海外から取り寄せるものも含めて、ほぼすべての多焦点眼内レンズを使用しています。
4月に正式発売されるのですが、保険適応で使用できる多焦点眼内レンズ、レンティスコンフォートも少し前から使い始めています(特定の施設のみ、先行使用できます)。
多焦点眼内レンズで日本国内で初の保険適応となった眼内レンズで、近方の加入は+1.5ディオプター(従来の多焦点眼内レンズは+3ディオプター前後が多い)と、やや弱いので、近くがよく見える、というレベルではありませんが、すこしでも近い距離が見えやすくなることが期待でき、とても注目されている眼内レンズです。
まだ使用症例は少ないのですが、患者さんの満足度は高いです。
難点は従来の多焦点眼内レンズのつもりで近くの見え方を期待すると(受けた方の9割は全く眼鏡無しで生活できている)、そこまで近くが見えるわけではないので、あくまで近くは補助的に見えやすくなる、という認識で受けていただく必要があることと、現時点では乱視に対応していないので、一定以上乱視がある方は適応になりにくいこと(乱視はレーシック等で解決可能ですが)、レンズの特性上、夜間の特徴的な光の見え方が稀に気になる場合があるので、夜間の運転が多い方には使用上の注意が必要かもしれません。
保険適応なので、患者さんの費用負担は今までと変わりません。
眼内レンズの納入価格は高くなりますが、見え方の質を向上できる有効な手段だと思うので、適応になる方には積極的に使用していこうと思います。
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久しく走っていなかったのですが、土曜日、午後の診療前に、クリニック〜木曽川〜笠松町〜クリニック、約5キロを走りました。
暖かくなってきて、走りやすい季節になってきました。
花粉も飛んでいるので、それが悩ましいのですが、身体を動かすと適度な気持ち良さがあります。