翼状片(よくじょうへん)
柳津あおやま眼科クリニックでは診療日のお昼の時間帯に主に手術をおこなっています。
お昼の時間帯の手術、いつもは白内障手術やレーシックがほとんどなのですが、今日は翼状片(よくじょうへん)の手術もおこないました。
翼状片とは、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、目頭(めがしら)の方から黒目(角膜)に入り込んでくる病気です。
原因ははっきりわかっていない部分が多いものの、病気の発生には紫外線が関係しているといわれています(日本でも南の方に住んでいる方に多いことがわかっています)。
翼状片でも小さいうちは視力にも影響しないのですが、大きくなってくると角膜にゆがみを引き起こして乱視の原因になり、手術が必要となることがあります。
この方は白内障もあったのですが、翼状片でマイナス4ディオプター以上の乱視が引き起こされていて、その両方が原因で視力が0.2以下になっていたので、まずは翼状片の手術をして、落ち着いてから白内障の手術をすることになりました。
翼状片の手術そのものは手技的にはさほど難しくはないのですが、再発することがやや多い病気であるため、原因となっている部分をきれいにとり、かつ、再発防止のための薬剤を塗布して手術をおこないました。
手術は無事、終わったので、あとは角膜形状が安定してきたら白内障手術をおこなう予定です。
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翼状片の手術後、3週間がたちました。
かなりきれいに治ってきました。
術前にあった乱視もかなり軽減され、あとは白内障手術で視力回復を予定しています。
再発防止用の薬剤を使用して手術しているので、再発の可能性は低いでしょう。