硝子体手術など
昨日は白内障手術のほか、硝子体手術、レーシック2件など。
白内障手術は多焦点眼内レンズを使用したレーザー白内障手術、硝子体手術では乱視矯正眼内レンズ(トーリックレンズ)を使用しました。
硝子体手術を受けられた方は、もう片眼は網膜疾患はなかったので、白内障手術のみを先週施行。
乱視が少なかったので、初の保険適応となった多焦点眼内レンズ、レンティスコンフォートを使用しました。
手術翌日には、視力は遠くが0.9、近くも0.9でおおよそ眼鏡なしで生活できそうです。
加入度数は1.5ディオプターですから、従来の多焦点眼内レンズと同じような感覚で使用はできませんが、角膜形状や瞳孔の大きさによっては近くも比較的よく見えるケースもあります。
使用した方々の満足度も良好なので、早速、近々使う分としてレンティスコンフォートを100枚、注文しました。
硝子体手術、機械は白内障のレーザーと同様にこの10年で大きく進歩しています。
前機種のアキュラスのカッターが最高2500回転であったのに対して、当院で使用しているコンステレーションは現在、1万回転でのカットが可能、近いうちに2万回転までアップグレードする予定です。
当院で使用している白内障手術装置も4000回転の硝子体カッターが使用できますから、ライトガイドさえつければ、ひと昔前の硝子体手術と同等のことができます。
今度のアップグレードで、8倍の速さでのカットが可能になるので、より早く、安全に硝子体手術が行えるようになります。