シネロンキャンデラ30周年セミナー
暑かった8月もあっという間に終わり、今日から9月になりました。
外来など、多忙で8月後半は更新する余裕なく、時間が過ぎてしまいました。
そんな中、今日は眼科ではなく、当院でも使用している、皮膚科・形成外科で使用されるレーザーのセミナーに参加してきました。
開始前にちょっとだけ休憩。
シミや肝斑などのレーザー治療の条件、そのほか、新しい波長のレーザーに関して、いろいろと勉強になりました。
とりあえず、備忘録など。
肝斑は肌の老化現象でもあるので、内服や外用薬、レーザーのコンビネーションでの治療となります。
tatooの除去に有効なピコレーザーに関しても。
今までのレーザーが熱破壊を利用して脱毛やシミ取りをしていたのに対して、ピコレーザーは光破壊による衝撃波を利用しています。
熱破壊と比較して周囲の組織へのダメージを少なくできるので、術後のダウンタイム、痂皮形成が少なくすむのが特徴ですが、シミ取りなどの効果を実感するのには回数がやや必要な傾向があります。
脱毛に関しても、かつてはワキ脱毛が当たり前でしたが、最近ではVIOも増えてきています。
Vの理想的なラインの作り方、単にエリアを狭くするだけだと密度が濃く不自然になってしまうので、最初は全照射、2回目は作りたいデザインから1センチ内側まで照射、3回目以降はデザインで照射。
Iは仰臥位で脱毛したい方の下肢を外側に、Oはシムス位で。
VとOは毛根が横向きで浅いので脱毛は容易、Iは男性のヒゲと同じく毛根が立っていて深いので脱毛しにくい、など。
脇の毛の本数は400から500本。
IOは700から800本。