PanOptix User`s Meeting@京都
多焦点眼内レンズのパンオプティクスのユーザーズミーティングに参加してきました。
正式は今週の金曜日に発売されるのですが、当院をはじめとして一部の施設では数ヶ月前から先行使用で使い始めています。
使いながら、今後の方向性について使っている先生方の意見も伺いたかったので、外来を少し早めに失礼させていただき、参加させていただきました。
パンオプティクス、先進医療で初の適応となる3焦点眼内レンズ(遠く、近く、中間)ということで注目されています。
3焦点のほうが2焦点眼内レンズ(遠くと近く)よりも3箇所にピントがあうからそちらのほうが良いような印象を持たれる方が多いのですが、それぞれの特性があり、使用上の注意が必要です。
その備忘録など。
・パンオプティクス(3焦点)とレストア(2焦点)の比較 近くの見え方の不満はパンオプティクスの方がやや多い。加入度数のわりにパンオプティクスは近くは見えにくい。
・近方の眼鏡不使用率、レストア(2焦点)74.23%、 パンオプティクス(3焦点) 53.85%
・中間はレストアでも満足度は比較的高い。
・中間60センチ、近方40センチに焦点合う。
・加入が弱いとスターバースト、強いとハロが強くなる。
・屈折誤差の影響 直乱視なら0.75D以内に収める。球面は0.5D以内。
・半分近くは術翌日視力の出方は弱い。1週間ほどで安定。コントラストの問題か。
・コントラストは56歳以上の正常値と同等。
・Barrett Universal 2
・強度近視はORAが有効。
・-0.25D狙いがベスト。