最強度近視の2倍強い近視の多焦点眼内レンズ手術 | 柳津あおやま眼科クリニック

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最強度近視の2倍強い近視の多焦点眼内レンズ手術

更新日:2019年12月12日

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木曜日はもともとは休診日ですが、水曜日も内眼手術を始めたので、午前中は翌日検診の診察を。

昨日は全症例、多焦点眼内レンズを使用した白内障手術でした。

運転免許の更新が通らないとのことで相談を受けた方。

ご使用の眼鏡で矯正で0.2、最大限矯正しても0.5〜0.6の矯正視力です。

右眼が-17ディオプター超、左眼は約-20ディオプターで、−6ディオプター以上が強度近視、-10ディオプター以上が最強度近視と定義されていますから、最強度近視の約2倍の強さの近視で、乱視も-4ディオプター近くありました。

治療翌日、両眼ともに−20ディオプター前後あった透過球面値はほぼゼロに。

両眼ともに1.0以上の裸眼視力に回復されました。

近くも0.7〜0.8ですから(時間が経つと、おそらくもう少し近くの視力は出てきます)、裸眼で0.6以上あれば新聞はほぼ裸眼で読めるので、日常生活上はほとんど眼鏡無しで生活できるようになるかと思います。

こちらは保険適応の多焦点眼内レンズ、レンティスを使った白内障手術。

術前は遠視で近くを見るためにはかなり強い度数のレンズを使用して、それでも近くの矯正視力は0.4〜0.5。

左眼を先週土曜日に、右眼を昨日、手術しました。

 

両眼とも透過球面値は+2.5からほぼゼロになり、裸眼視力は1.0。

近くも0.6ですから、だいたい、眼鏡無しで生活できるようになります。

前者は強度の近視、後者は遠視で、おふたりとも、日常生活では常時、眼鏡が必要であることは共通していましたが、これでほぼ眼鏡無しで生活できるようになるかと思います。

遠くも近くもより高い視力を望まれる場合には自費での多焦点眼内レンズのほうが良いかもしれませんが、乱視があまり強くない方でしたら、保険適応の多焦点眼内レンズのレンティスでも満足度は高いです。

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午後は天気も良かったので、高橋尚子ロードを走りました。

約7キロのラン、やや風は強かったのですが、良い運動になりました。