レンティス
12月も後半、残り2週間弱になりました。
今週は白内障手術は全症例で多焦点眼内レンズを使用しています。
先月、保険適応の多焦点眼内レンズのレンティスに乱視矯正可能タイプが追加されたので、従来よりも適応がひろがりました。
時期によって配分はやや変動はありますが、今月は白内障手術のうち、約3分の1は眼鏡なしの生活を希望されての自費での多焦点眼内レンズを使用したレーザー白内障手術、3分の2は保険診療での白内障手術です。
老師矯正効果は自費の多焦点眼内レンズには劣りますが、昨年登場した保険適応の多焦点眼内レンズのレンティスのおかげで、メガネなどの補装具への依存を減らすことができ、治療を受けられる方の生活の利便性の向上につながっています。
近視がある程度以上あり、治療後にわざと近視を残す方法で手術する方や角膜の状態や網膜等の疾患でできるだけシンプルな構造の眼内レンズを選択した方が良い場合以外は、保険診療でも積極的にレンティスを使用しています。
眼内レンズ費用が単焦点眼内レンズよりはかなり高くなるので、一定の費用負担内で完結しないといけない保険診療ではその点が普及のネックにはなるかもしれません。。。