若年性白内障 | 柳津あおやま眼科クリニック

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若年性白内障

更新日:2016年06月22日

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白内障というと70歳、80歳代の方がかかる病気のイメージが大きいのですが、時として20歳代の若い方でも手術が必要となることがあります。

若い方が白内障になる大きな原因はアトピーなどの皮膚疾患があり、眼の周囲をこするクセがある場合が多いです。

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写真は23歳の男性の水晶体、真ん中にいかにも硬そうな強い白濁、白内障があります。

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初診時の視力は右は0.3で矯正不能。

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左目にも軽度の白内障を認めましたが、右目はかなりの混濁で機械で近視や乱視などの屈折度数が測れないくらいでした。

この方も目をこするクセがあったのですが、利き腕が右だったので、右目の白内障のほうが進行が早かったのかもしれません。

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角膜の形。

左が右目ですが、ゆがみ(乱視)が強く、約3ディオプターの角膜乱視。

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そこで、手術ではプレミアムレンズ(トーリックレンズ)を使用しました。

たまたまですが、昨日行った白内障手術は他の方々も含め、全症例がトーリックレンズのオペでした。

トーリックレンズはレンズの価格も高くなるのですが、柳津あおやま眼科クリニックではトーリックレンズの白内障手術も保険診療で行っていますから、費用は通常の白内障手術と同じ、片眼が1割負担の方で1万数千円、3割負担で4万円ちょっとになります。

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トーリックレンズには、乱視軸の印がついています。

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岐阜県内で唯一、導入しているオーダーメイドの白内障手術装置には顕微鏡の視界にデジタルマーカーが表示されて、目の動きに合わせてどこにレンズを挿入するべきか、リアルタイムで合わせることができます。

それによって、精度が高い、乱視の白内障手術が可能になります。

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手術翌日は視力1.5。

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乱視もかなり軽減され、屈折度数も狙い通り、ほぼゼロになりました。