アルコン・ルクソール顕微鏡
今月号の日本眼科手術学会雑誌に、柳津あおやま眼科でも導入している手術用顕微鏡が紹介されていました。
新規に開業するにあたり、せっかくなら道具には贅沢をして、白内障・屈折矯正手術にベストな最先端の顕微鏡を、ということで岐阜県内初めて導入しました。
いくつか特徴があるのですが、そのうちのひとつは光学系の独特な設計による、徹照(てっしょう)の良さ、焦点深度の深さです。
雑誌からの引用ですが、上の写真の左が従来の顕微鏡、右がルクソールでの見え方、その差は明確です。
実際の手術ではこんな感じに見えます。
初めてこの顕微鏡を使った時には、白内障の手術にもかかわらず、硝子体のゆらぎまで見ることができ、驚きました。
この顕微鏡は、視野全体の徹照の良さから、当院でも導入予定のフェムトセカンドレーザーでの白内障手術にも大きなアドバンテージがあります。
道具に頼ってばかりではいけませんが、道具が、手術によって得られる結果や安全性を高めてくれるところもありますから、常に最先端の医療を提供できるように、知識と機器の更新に努めていきます。