過熟白内障のレーザー手術
柳津あおやま眼科クリニックでは岐阜県内で唯一、レーザー白内障手術装置を導入しています。
もともとは多焦点眼内レンズ手術などの精度を要する手術を想定しての機器ですが、レーザーを使用して硬い水晶体核を事前に分割することで超音波の使用を最小限にして角膜などへの負担をかなり減らすことができ、また、水晶体混濁の程度に関係なく、前嚢切開が正確にできるなど、手術を安全に行う上では欠かすことができない機器です。
かなり進行した白内障や角膜内皮減少を伴った症例など、総合病院等、さまざまな施設からご紹介いただきます。
昨日もご紹介いただいた、かなり進行した白内障の手術をレーザーを使用して行いました。
手術前は右眼は0.08、左眼は手動弁。
家族の介助なしには移動が困難な状態でした。
レーザーで水晶体核を分割した直後。
レーザーによる気泡ができています。
綺麗に6分割された水晶体核を処理。
白内障の進行により核処理した段階で皮質はほとんどありません。
眼内レンズを挿入し。
手術は無事に終了。
翌日朝、視力は右眼0.4(0.5p)、左眼0.2(0.6)。
診察室にもお一人で歩いて入って来られ、とても喜んでいただけました。