午後の外来前にスタッフミーティング、それから、眼瞼下垂の手術準備など。

今日は白内障手術相談に三重県からも患者さんがお越しいただきました。

矯正視力が0.5の中等度の白内障、失明する直前まで待ったほうが良いですか？との質問がありましたが、さすがにそこまで進行させてしまうと、白内障をおこした水晶体が固くなり、手術時の眼への負担が増えてしまうので、おすすめできません、、とお答えしました。

自動車の運転をされている方でしたら、運転免許の条件をクリアーできなくなる視力（矯正視力で0.7未満）になってくると、白内障の手術を受けられる方が多くなります。

そうでなければ、ご本人が不自由を大きく感じなければ、視力が0.1 〜0.2くらいまでは待っても良いと思います（待つメリットはあまりありませんが。。。）。

矯正視力で0.1を切るようにになってくると、不自由さもかなり大きいでしょうし、白内障もかなり進んだ状態だと手術も困難さを増してきます。

なお、日常生活上で不自由さをどれくらい感じるかは、かなり個人差が大きいのですが、社会生活を送るうえで、外出などの機会もあるような方ですと、0.4を切ってくると、向こうから歩いてくる人の顔が間近までわからず、無視された、と相手に誤解されるような苦い経験をされることも出始めたりするので、さすがにこれではまずい、ということで手術の相談を受けることが多いような気がします。