学会最終日(京都臨床眼科学会)
最終日の日曜は日帰りで参加してきました。
京都駅までは岐阜羽島から約40分なので、通勤圏内の距離感です。
京都駅からは学会場が市内北の宝ヶ池なので、そこまでが遠いです。
午前中は最新の糖尿病の眼疾患の管理、ドライアイのマネージメント。
糖尿病はいくら目の治療を最適におこなっても、身体のコントロールがうかく行かないと、目も安定しにくく、眼だけではなく、トータルで見ていく必要があります。
また、最近では網膜の浮腫改善目的に目の中(硝子体:しょうしたい)に高価な薬剤を注射する方法があるのですが、注射してしばらくは改善しても、注射し続ける必要があり、医療費に際限がなくなってしまう原因ともなることが論議されていました。
ドライアイのマネージメントではドライアイで使用される点眼薬で最も新しい世代のジクアスとムコスタ、という2つの点眼薬の使い分けの話がとても参考になりました。
午後からは白内障手術に使用する特殊な器具の講習会があったのですが、開始まで2時間、間があいたので、源光庵まで行ってきました。
約700年前の創立のお寺です。
2枚めの写真が比較的、有名ですが、左側の丸窓が悟りの窓とも呼ばれ、”禅と円通”の心を表すそうで、右側の角窓が”迷いの窓”とも呼ばれ、生老病死の四苦八苦、人間の生涯を象徴しているそうです。
写真には撮っていませんが、天井は伏見城が落城した際に400人近くの武士が自害した際の血が染みた板で作られています。
京都の中でも北のはずれにあり、交通機関が不便なおかげか、比較的空いていて、静かな時間を過ごすことができました。
源光庵、来るときは学会場からタクシーに乗ってきたのですが、客待ちのタクシーもないような場所だったので、今宮神社まで歩くことにしました。
途中の町並み、それなりに風情があります。
たまたま、良さげなパン屋さんがあったので、立ち寄っていくつか、お昼ご飯用にバケットを購入。
今宮神社にたどりつき、おみくじをひき、学会場に戻って午後の講義を受けました。
午後は白内障手術をさらに安全におこなうための器具の講習、早速、柳津あおやま眼科クリニックでも導入することになりました。