結膜弛緩症の治療
外来で比較的多く見る病気に結膜弛緩症があります。
結膜が加齢などの原因でたるんできて異物感や涙が出る、といった症状を引き起こす病気です。
最初は点眼薬で自覚症状の改善を試みるのですが、それでも症状が改善しない場合には手術が適応となります。
手術には、余った結膜の皮を切除する方法、焼灼(しょうしゃく)する方法、糸で縫い縮める方法などがあり、個々の症例によって使い分けます。
結膜弛緩が強い場合には切除しないといけないのですが、その場合には術後の出血や異物感がしばらく、残ります。
焼灼する方法や糸で縫い縮める方法は出血が少なくすみ、治療後の異物感も少ないのが特徴です。
今日は焼灼する方法での手術を行いました。
使用するのは結膜弛緩治療専用のセッシ(ピンセット)で、先がカーブを描いていて、眼球に沿って余分な結膜をつかめるようにできています。
実際の手術はこんな感じ。
点眼だけの麻酔で痛みはありません。
治療も片目5分〜10分ほどで、あっという間に終わってしまいます。
柳津あおやま眼科クリニックでは様々な手術に対応しておりますので、目のことでお困りの方はお気軽にご相談ください。