眼瞼内反症治療後
先週、眼瞼内反症の治療を受けられた方が1週間検診で来院されました。
ご高齢の方なので、組織の弛緩状況からは確実に治そうと思ったら切開法なのですが、独居でかつお体も不自由、ワーファリン内服なども考慮して、これで治らなかったら切開も、ということをお話した上で、埋没法で行いました。
埋没法の良いところは、抜糸の必要もなく、傷口は針を通した穴だけで術後管理も比較的容易であり、切開もしないので、出血もほとんど起きません。
治療前は眼瞼内反のために始終、目の違和感を気にされており、頑張ってご自身で入り込んだ睫毛を抜こうとされたり、訪問してもらっている家族に抜いてもらうように頼んだりと、長年、苦労されていました。
治療後から効果を実感され、もう睫毛が入らなくなったと、ご本人、ご家族ともにとっても喜んでいただけました。
眼瞼の内反症や結膜弛緩症など、眼に違和感を生じる病気はいくつかあり、専用の器具さえあれば、手技的には比較的シンプルな手術で治すことができます。
お困りの方はどうぞご相談ください。