米国白内障屈折矯正手術学会
2日間の学会滞在も終わりました。
これから帰国、月曜日の朝には日本に着く予定です、
場所はロサンジェルスのコンベンションセンター、日本からは深夜便が使えるので、とても便利です。
今朝の7時からはライブサージャリー、手術の生中継の見学。
アメリカは朝が早くて、7時くらいから普通に数十件の手術をしたりします。
今朝のライブサージャリーは新製品の発表の場でもあり、新しい眼内レンズ、白内障手術機器、緑内障手術機器が使用されました。
いずれもまだ日本では使うことができませんが、どれも今後使う機会がありそうで、興味深いものでした。
今年は1967年に超音波で白内障手術が開始されてから50年の節目の年です。
超音波の白内障手術機器の初代機器も展示されていました。
かなり大きく、術中の眼圧コントロールもひとつのみ、かなりシンプルなものですが、当時としては画期的なものでした。
スイッチが並んでいて、いかもに工業製品です。
数十年後にはこれもかなりコンパクトになっていることでしょう。
今回の学会参加の目的はこのLensARをはじめとした、レーザー白内障手術機器を実際に目で見て触って、それぞれの機器の特性をつかむことでもありました。
J&J、Alcon、Zimer、LensAR、Bousch&Lombなど、現在、世界で使われているレーザー白内障手術を一堂にそろえてのレクチャーに参加。
早ければ再来週からスタートするので、実際の手術をしているドクターにも、細かくいろいろと質問させていただきました。
来年の1月にはさらなるバージョンアップもあることを聞き、白内障手術のみならず、様々な角膜疾患に対応できるようになります。
他にも、まだ世界で非公表の機器も、一番に触らせていただきました。
現行機も以前、使っていて良かったのですが、それがさらに改良されています。
日本で使えるようになるのは数年後?
レーシックや多焦点眼内レンズに関しては、ある程度、完成された感があるので、今回の学会ではドラスティックな変化はありませんでしたが、白内障手術に関連した機器はレーザーをはじめとして、さらにオーダーメイドに向けて各社が競っていて、どんどん変わってきています。
基本は大事にしながらも、常に良いものは積極的に取り入れていきたいと思います。
今回の学会で新しい発見は、UBERでした。
日本でもサービスは始まっていますが、まだ使ったことありませんでした。
ですが、海外、とくにアメリカではタクシーを捕まえること国土の広さなどから、かなりハードルが高い作業であり、呼んでからの待ち時間の長さや、ホテルやレストランにでもいない限りは、どう呼んだら良いのかも不明ですしいざ、使用したい時には利用が集中するために、日本と比較するとかなり不便な印象があります。
それが、今回、UBERのアプリをダウンロードして、いざ使ってみると、アプリで場所を指定すれば数分で到着、しかもタクシーの三分の一くらいで安価、事前にチップの設定もできて、カード払いで利用できました。
最近では、素人でもアンドロイドなどのスマホで細かい道も知らなくとも運転できてしまいますから、自動車で何かを運ぶ仕事への参入障壁は大きく下がっています。
これは、かなり画期的なことでした。