眼鏡処方
今日の外来、手術も無事、終了しました。
19時過ぎの最後の来院の方は初めて眼鏡を使用する方への眼鏡処方。
昨年までは学校の視力検診で”A”、つまり、1.0あったそうですが、今年に入り、視力は”D”に。
裸眼視力は0.1でした。
調節緊張との鑑別のために、角膜形状や眼軸長などを測定。
眼軸長は25ミリを優に超えていましたから、明らかな軸性近視。
黒板の字も見えないということでしたから、検眼して、眼鏡の処方箋をお出ししました。
以前は目の長さ(眼軸長)を測定するためには接触式の超音波での測定装置を使用していましたが、欠点としては、角膜に直接、器具を当てる必要があるため、気軽に測定することはできませんでした。
それが、今では光学式の非接触の測定装置で簡単に測定できるようになりましたから、小児でも簡単に測定でき、当院でも近視進行のパラメーターとして、ルーチンで測定しています。
眼鏡処方以外でも、近視治療を行う際に、眼軸長は参考になったりします。