ICL user`s meeting
今日は都内で行われたICLのミーティングに参加してきました。
ICL(アイシーレル)は後房(こうぼう)型の眼内レンズで、主に強度近視の治療のために、虹彩と水晶体の間に挿入します。
約10名の参加者でしたが、参加している施設で日本の8割以上の症例を行っている、内容の濃いミーティングでした。
備忘録ですが、
・アジア、特に中国と日本では症例数が増えている。
・治療される平均屈折度数は下がって来ている。
・現在使われているタイプのレンズであれば、サイズが小さめを選択してlow vaultになっても、まず白内障を起こすことはない。
・high vaultでも2〜3ヶ月で20〜30%、vaultは減少する。
・円錐角膜での度数決めは自覚がとても大事。
・虹彩嚢胞がある症例では挿入する方法に注意。
・瞳孔膜遺残はICL挿入後に増殖する?ことがあるので、安全に注意しながら除去できるならする。
などなど、他にもサイズ選びなど、今後の治療に向けて、勉強になりました。