魂生大明神(こんせいだいみょうじん)
週末の土曜日は開院以来最多の来院者数で、午前中はお子さんの来院が多く、時間帯によっては待合室は小児科の外来のようになっていました。。。
子供の叫び声は嫌いでは無い(むしろ元気があって良い)のと、その自由奔放さは好きなので(想像を超える行動をして新鮮なので)、子供連れで来ていただくのは大歓迎です。
待合室の子供用の本、もっと充実させていきますね(トイレにはおむつ交換台もあります)。
そんな小児科のような午前の外来が終わってから午後の診療まで少し時間があったので、軽く7キロ弱のランニング。
クリニック近くの笠松町は入り組んだ道が多く、ふらりと走るにはちょうど良いです。
蔵のある古い家が多いです。
笠松競馬場。
今日は開催日のようでしたが、人の数も数えれるくらいの感じで、平和な時間が流れていました。
競馬場を通り越して名古屋鉄道の踏切を渡ってすぐに、
魂生大明神(こんせいだいみょうじん)があります。
行くまでは、実は”こんじょう”大明神だと勝手に思っていて、これから競馬で勝つぞ、必勝祈願の神様かなと考えていました。
ですが、そんな感じのものでは無く、江戸時代中期の創設と言われる、由緒ある神社でした。
御神体は、金精神(こんせいしん)、男性器をかたどった御神体を祀った神の一柱(ひとはしら)です。
ちなみに、神様を”柱(はしら)”で数えるのは、家屋の大黒柱に神が宿る、ということからきているそうです(今でも神事で柱を立てる風習があります)。
金精神を祀った神社は東北地方から関東地方にかけて見られますが、岐阜でそれがあるとは初めて知りました。
金精神は、豊穣や生産に結びつく性器崇拝の信仰によるものから始まったとされています。
では、なぜ金精神が岐阜にあるかというと、この神社の由来が、美濃郡代(みのぐんだい、美濃の国の代官)が娘に縁談が無いのを心配して金精神の信仰がある陸奥国(現在の東北地方)から、男根の形をした石を取り寄せ、笠松陣屋の傍に祠を設けて祀ったのが始まりだそうです。
場所は笠松競馬場のすぐそばなので、車で行かれる場合には笠松競馬の開催日であれば駐車場に停めて行くのが便利です。