iStent step up meeting@名古屋
緑内障手術のゴールデンスタンダードは線維柱帯切除術ですが、最近は様々な器具が開発されており、より低侵襲で安全性が高い方向性が拡がっています。
そのひとつ、iStentのミーティングに参加してきました。
演者含めて数名での、とても内容の濃いミーティングでした。
備忘録など。
・平均22%眼圧下降
・翌日は通常の白内障手術と同様に眼圧やや上昇、1週間で同じ、1ヶ月(2週間くらいには)では下降。
・ゴニオスコープ、従来は患者さんに頭位を15度、創口と反対側に動かしてもらい、さらに顕微鏡を十度動かす必要あったが、RE medical Up-regularタイプであれば患者さんに頭位を動かしてもらう必要なし。ディスポタイプであれば乗せるだけ。
・繊維柱帯に入ればある程度の出血があるので、それで確認。ロトミーよりは出血少ないので翌日の視力に影響しにくい。
・術後点眼は同じ。
・上方耳側切開が基本。鼻下側にシュレム管の集合体があるので、より高い効果を狙うなら鼻下側に挿入。
・創口の手前を支点に操作、ゴニオスコープ圧迫しすぎないように。左眼を手術するときも右眼用を右手で持ち、挿入。