治療的角膜切除 〜エキシマレーザーによる〜
今日は白内障手術は多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズが半々、他、レーシック治療や巨大霰粒腫の切除、角膜変性症のエキシマレーザーによる混濁除去治療など。
角膜変性症は珍しい疾患ではないのですが、従来は治療が困難だったものが、角膜を1000分の1ミリ単位で切除可能なエキシマレーザーの登場で、格段に治療がしやすくなりました。
治療直後、角膜混濁はほぼ消失しました。
治療には専用のエキシマレーザーが必要ですが、エキシマレーザーを発生するために必要なアルゴンフッ素ガスの価格も高騰していて(1回交換に100万円以上かかります)、また、光学機器であるが故に定期的に発生するレーザーヘッドや光学系のレンズの交換に数百万円から1000万円単位かかることから、機器を維持することはとても大変、岐阜県内でエキシマレーザーによる治療が可能なのは、当院1院のみです。
今回のような角膜変性症治療にも必須ですし、屈折矯正的な意味合いが多くなってきた白内障手術にも必要な治療機器ではありますから、なんとか維持していきたいと考えています。。。