RK手術後の白内障手術
RK手術後の白内障手術も時折、行なっています。
ダイヤモンドメスで角膜を放射状に切開して角膜を平坦化するRK手術はレーシック手術が始まる30年くらいまでは行われていましたが、人間の手による切開であるためにその精度や安定性から自然と行なわれなくなった手技です。
私がレーシック手術を始めた20年前にはRK手術後の屈折矯正は主にレーシックやラゼックで行っていたのですが、RK手術を受けられた方の年齢もそろそろ60歳台以降になってきているので、最近は白内障手術を屈折矯正も兼ねて行うケースが多くなってきました。
RK手術後に時折見られる遠視化。
右眼は+4ディオプター、左眼は+3ディオプターくらい。
使用した眼内レンズはテクニスのアイハンス、規格上、最も強い度数の30ディオプターのレンズを使用して右眼は+1ディオプターの遠視、左眼はやや近視の計算でした。
治療翌日、ほぼ狙い通り。
治療前には裸眼が右眼は0.3、左眼は0.6でしたが、翌日には右眼が1.2、左眼が1.5pで近くも新聞の文字くらいまではなんとかなりそうでした。
大きくずれたり、もっとさらに視力の向上を目指す場合にはアドオンレンズを考えていましたが、これでしたらその必要はなさそうです。
RK手術後の屈折矯正もライフワーク的に行なっていますので、対象となる方は少ないかもしれませんが全国的には一定数、いらっしゃいますのでお困りの方はご相談ください。
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本日とどいたガジェット。
箱から出すとこんな感じで自立します。
65Wの充電アダプターです。